特定社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーター盛田の日々活動ブログ

東京都日野市で社会保険労務士、FP、アンガーマネジメントファシリテーターをしています盛田です。開業間もなく日々奮闘している記録ブログです。

読了報告㉔-魔法の朝礼-

おはようございます。

東京・日野市の特定社会保険労務士/アンガーマネジメントコンサルタントの盛田です。今日は1月10日祝日、成人の日です。今朝の日野市は比較的暖かい朝を迎えていて、スマホの天気予報では5度。先日はマイナス3度とかでしたからね。それに比べるとだいぶ助かります。
今日は成人式を迎える子供(娘)を振袖の着付け会場まで送って、その後、実家に行ってきます。

 

先日もブログに書きましたが、大雪の降った6日に日野法人会が主催する新春講演会が行われ、地元多摩市にあるサンリオピューロランドの館長(株式会社サンリオエンターテイメント社長)である小巻亜矢氏のお話しをお聞きしました。小巻社長のお名前は低迷するサンリオピューロランドを再生させたことなどでテレビなどでも取り上げられており、そのお名前はお聞きすることがありましたが、実際にどのような取り組みをされたか初めてお聞きすることができました。
講演ではサンリオピューロランドの来場者数の推移からコロナ禍での長期に亘る(4カ月)休業での苦労、お客様からの励まし、コロナ禍に取り組んだ様々な打ち手などお聞きすることができました。
その中で朝礼のお話しがあり、1日12回行っていること、1回の朝礼は15分程度行っていることなど説明がありました。ハラスメント対策だけでなく、社員間の関係性の質を高める上でも朝礼は非常に大切と思っているので、もう少し詳しく聞きたいと思い、質問タイムで思い切って質問させていただきました(質問者が全然いなかったですし)。

 

その際、小巻社長から朝礼の内容などご説明いただきましたが、併せて書籍も発刊されていることも紹介いただき、事務所に戻って即ポチで購入しました。

 

サンリオピューロランドの魔法の朝礼

 

小巻社長がサンリオ社に来るまでは、業績が低迷し、部署間の連携はなく(縦割り組織)、事なかれ主義的で社員間のコミュニケーションも乏しい組織だったそうです。トップダウン組織の典型ですね。また組織的な社員教育もほんとど行われておらず、小巻社長が社長に就任する前にサンリオに行った際も残念に思う接客やサービス(イベントとお土産が連動していないなど)などあったようで、サンリオという貴重なコンテンツがありながら活かせていない「もったいない」状況だったようです。


社長に就任して、先ずは全社員と面談して考えを聞き、その後、朝礼の有用性を感じ、当初は外部の専門家の支援を受けながら朝礼をはじめて、その後1年半で自社の社員で昼礼を運営するようになったとのこと。書籍では実際に朝礼で行っていることや朝礼を実施して感じた社内の変化、社員と接する上で気を付けていることなど具体的に説明しています。

 

サンリオピューロランドの朝礼は僅か15分程度の短い朝礼ですが、毎回変化させながら、かつ社員を巻き込んで行っていることが凄いと思いました。どちらかと言うと、朝礼は受け身な社員が多い(仕方なしに参加している)と思いますが、情報教育や社員教育、コミュニケーションの活性化の場として活用されており、社員の関係性の質を高めたいと考えている会社だけでなく、様々な会社で参考になるものと思います。私も今週ハラスメントの研修があるので、早速話題として使ってみようと思います。

 

では今日はこの辺で。これから出かけてきます。また。

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