特定社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーター盛田の日々活動ブログ

東京都日野市で社会保険労務士、FP、アンガーマネジメントファシリテーターをしています盛田です。開業間もなく日々奮闘している記録ブログです。

読了報告⑫-介護「人財」の採用・育成・定着のための職場作り

おはようございます。

東京・日野市の社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーターの盛田です。

今朝も寒いですね。12月に入りましたし、いよいよコートの出番ですね。。。今日はこの後急遽労基署に寄ることになったので、少し早めの6時半に事務所へ。2時間ほど仕事してから出かけます。

 

今日は最近読んだ本の紹介です。

『社労士が書いた 介護「人財」の採用・育成・定着のための職場作り』

林正人著

【内容情報】(出版社より)
介護事業に強みを持つ社労士が、事業所の抱える問題点のチェック方法、整備が必要な制度設計、企業風土醸成の方法を示し、問題点解決
第1章 人を大切にする経営
第2章 「働きがい」の創出~良い組織風土への取り組み
第3章 「働きやすさ」の創出~職場環境改善への取り組み
第4章 社労士ができる介護「人財」の採用・定着・育成支援策
第5章 介護事業所への人事制度(キャリアパス制度)の支援

 

社員がイキイキと働いている職場は「働きがい」と「働きやすさ」が両立していることが重要ですよね。まさにワークライフバランスです。「働きやすさ」は今でいう「働き方改革」。労働法制を中心に制度を変えることによって、生産性を高め働きやすさと企業の成長を促そうというもの。「働きやすさ」は例えば時間外労働を減らすとか有休を増やす中で、その実現に向けて作業内容の見直しやITの導入をとおし実現を図る。経営者層がやろうと思えば比較的早く取り組めるものだと思います。問題は「働きがい」の方ですよね。「働きがい」は一人ではなかなか実感できず、特に介護のように人と接する仕事では、組織や他の社員、利用者などとの接点の中で感じるものなので、特に経営者層がどうしたら「働きがい」を感じてもらえるか考え、長い時間はかかるでしょうが取り組んで組織風土や職場環境として定着させていく必要があります。特に介護などの福祉の仕事は「感情労働」なので、利用者や家族、他の職員からの些細な一言でやる気がなくなったり、自信を失ったりしがちです。

 

この本では社労士や組織リーダー向けに社員が遣り甲斐を持ち働くための考え方や実践事例など紹介してくれています。また著者が自らクライアントに提供している管理職研修の内容なども紹介してくれています。私は非金銭的な報酬を与えることや採用時のポイント、職員の育成(チューター制の導入)などについての記述が参考になりました。社労士に向けた記述も多々ありますが、顧問先の管理者層が読んでも当然参考になりますので紹介したい本ですね。私自身も一回読んで終わらず、何度も読み返して自分の知識として身に着け、顧問先へ提案していきたいと思います。

 

では、今日はこの辺で。

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