特定社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーター盛田の日々活動ブログ

東京都日野市で社会保険労務士、FP、アンガーマネジメントファシリテーターをしています盛田です。開業間もなく日々奮闘している記録ブログです。

介護事業者とキャリアパスの作成

おはようございます。

東京・日野市の特定社会保険労務士/アンガーマネジメントコンサルタントの盛田です。今日は3月23日木曜日。今朝の日野市は曇り空。この後お昼前くらいから雨の予報です。今日は一日内勤なので、平日には珍しく私服で出勤しています(帰りの時間も雨予報ですし)。先ずは今週末締め切りの原稿を片付けるのと手続き関係を終わらせて、来週の就業規則や賃金制度の資料作りを行います。あと見たい研修動画もあるので、時間があれば視聴しようかと。

 

有難いことに介護や障害事業者の顧問先が増え、いろいろとご相談を受けたりこちらからご提案することがあるのですが、先日、顧問先の経営者との面談でキャリアパスについてお話ししました。
キャリアパスは介護(障害含む、以下同様)事業所で処遇改善加算を取得する上で必要となるものです。なお、ここら辺がややこしくて、処遇改善に取っかかり難いところでもありますが、処遇改善加算の支援をする上でキャリアパスって言葉がよく出てきます。この場合2つ意味があって、ひとつは「キャリアパス要件」と言われる処遇改善加算を取得する上で必要となる条件です。介護の場合、加算Ⅰ~Ⅲに応じてキャリアパス要件が決まっています。例えば加算Ⅲを取得するためにはキャリアパス要件ⅠまたはⅡの要件を満たすことが必要であったり、加算Ⅰを取得するためにはキャリアパス要件ⅠからⅢの全てが必要だったり。
もう一つのキャリアパスは、キャリアパス要件Ⅰで必要となるキャリアパスの整備になります。キャリアパスは多くは一覧表にしてまとめることが多いです(たまにキャリアパス基準として文章化しているところも)。よって分かり易くキャリアパス表って言い方もします(以下、便宜上キャリアパス表と言います)。
キャリアパス表では、「介護職員の任用の際における職位、職責又は職務内容等に応じた任用等の要件(介護職員の賃金に関するものを含む。)を定めていること」とされています。要は職員さんが入職した際、今はどのようなことが求められているのか、今後何をすれば昇格して賃金がどれくらい貰えるのか、を示すことが求められています。介護分野では、将来が見通せないと感じて退職する方もいるのでキャリアパス表で将来性を示しましょうということです。よって加算を取得するためにはキャリアパス表の周知が必要です。これは単に加算を取得するためのものではなく、職員の定着を図る上でとても大切なものになりますよね。でもネットに出ているサンプルを元に形だけ作っている事業所が散見されるのも現実です。特に小規模の介護事業所では、書面にまとめることが苦手だったり、時間を確保できない(要は優先順位が低いだけですが)経営者も多いのが難しいところです。我々専門家が事業所の入って支援することもできますが、一定の報酬も発生するので、費用をどのように捉えるかですよね。

キャリアパス表は介護事業所ではとても大切なものになります。既にキャリアパス表がある事業所では、現在に合致しているか確認することも必要だと思います。

 

では今日はこの辺で。写真は昨日のお昼ご飯。明大前駅構内にある立ち蕎麦の春菊天そば。衣が分厚くて何を食べているか分からない感じでしたね💦。食事は一期一会であることを実感します。


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