おはようございます。
東京・日野市の社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーターの盛田です。
今朝も日野市は雨模様。。。夕方から出かけるので事務所に車で来ましたが、家を出るころには小雨というか霧雨というか・・・のような雨でした。今日は降ったり止んだりの一日みたいです。どうも梅雨明けはこの４連休後になりそうとのこと。農作物への影響が心配ですね（汗）。
新型コロナウイルスの感染者が再び増加していることを受け、小池都知事はこの連休での不要不急な外出の自粛を要請（特に高齢者や疾患のある方）するようです。方や隣の神奈川県や千葉県はGoToキャンペーンで国の補助で出かけるのに、都内の人は自粛要請っていうのもチグハグな感じですね。もっともこの連休もほぼ仕事予定なので、あまり関係ないですが。
雇用調整助成金の依頼もほぼ終焉して、今は幾つかの助成金の提案やサポートをしています。その中で両立支援等助成金（介護離職防止支援コース）を提出準備を進めています。
この助成金は名前のとおり、介護を理由とする離職を減らそうとする事業主を支援する助成金です。今年は要件も一部緩和しています。
＜介護離職防止支援コース＞
「介護支援プラン」を作成し、プランに沿って労働者の円滑な介護休業の取得・職場復帰に取り組み、介護休業を取得した労働者が生じた、または介護のための柔軟な就労形態の制度（介護両立支援制度）の利用者が生じた中小企業事業主に支給します。〇介護休業
・取得日数の要件を「合計１４日以上」→「合計５日以上」に緩和
〇介護両立支援制度
・利用日数の要件を「合計４２日以上」→「合計２０日以上」に緩和
⇒いずれも所定労働日ベース
・介護両立支援制度の導入要件を廃止
それに加え、今年は「新型コロナウイルス感染症対応特例」が創設されており、新型コロナウイルスの影響で、今までデイサービスなど利用していたが施設の利用が困難となり労働者自らが要介護者の面倒を見ないといけなくなって休業する場合に利用できます。まさに顧問先でも該当するところが幾つかあって支援しています。
今般の新型コロナウイルス感染症への対応として、家族の介護を行う必要がある労働者が育児・介護休業法に基づく介護休業とは別に、有給休暇を取得して介護を行えるような取組を行う中小企業事業主を支援するため、両立支援等助成金（介護離職防止支援コース）に「新型コロナウイルス感染症対応特例」を創設しました。
両立支援等助成金 介護離職防止支援コース「新型コロナウイルス感染症対応特例」のご案内（リーフレット）
＜助成金の内容＞
●概要
新型コロナウイルス感染症への対応として、介護のための有給の休暇制度（最低20日間取得可能）を設け、仕事と介護の両立支援制度の内容を含めて社内に周知し、当該休暇を合計５日以上労働者に取得させた中小企業事業主を支援
※「介護のための有給の休暇」は、労働基準法に基づく年次有給休暇とは別に設けていただく必要があります。
※法定の介護休業（対象家族１人につき合計93日）、介護休暇（年５日（対象家族２人以上の場合は年10日））は別途保障していただく必要があります。
※令和２年４月１日から令和３年３月31日までの間に取得した休暇が対象。
●支給額・支給要件
労働者１人当たり 取得した休暇日数が合計５日以上10日未満 20万円
取得した休暇日数が合計10日以上 35万円
※１企業当たり５人分まで支給
このコロナ特例を利用に併せて、通常の介護離職防止支援コースを使うことも可能で、両方使えば、一人あたり最大100万円以上の受給も可能になっています。しかも1社5名まで活用できますので、比較的年齢が高めの労働者（親の介護などをしている）を雇用する事業主は検討したい助成金だと思います。
両立支援等助成金は他にも男性の育児休業を支援するコースや女性の職場復帰を支援するコースなどありますので、企業の状況を見て提案できるのはないかと思います。
会社が嫌で辞めるのは仕方ない面もありますが、育児や介護で泣く泣く退職では、労使ともにもったいない話しですよね。制度を上手に活用してほしいと思いますし、その支援もしていきたいと思っています。
今日は夕方まで内勤して、事務所通信の発送や助成金の申請書の作成など行います。夜は経営者向けの講演会で1時間弱ですが、雇用調整助成金をはじめとした最新情報の案内を行います。
では、この辺で。また。
【補記】今日も写真がないので、昨日のランチで食べた唐揚げ定食をアップします。新宿の鳥良だったか。。。結構なボリュームでした。
