特定社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーター盛田の日々活動ブログ

東京都日野市で社会保険労務士、FP、アンガーマネジメントファシリテーターをしています盛田です。開業間もなく日々奮闘している記録ブログです。

雇用調整助成金の再々々・・延長

おはようございます。

東京・日野市の特定社会保険労務士/アンガーマネジメントコンサルタントの盛田です。今日は9月8日木曜日。今朝の日野市は霧雨のような細かい雨が降っています。気温は22度くらい。風が吹いていて気持ちいいです。今朝は20分くらい2度寝してしまい、急ぎ事務所に出勤。事務所ではクーラーをつけず窓を開けています。

今日は午後から電話相談に応じて、その後、前職からの依頼で2時間ほど労務関係(労基法とかの)研修講師です。ホントならその後、前職で一緒に働いた社員と懇親会を予定していましたが、業務多忙につきペンディングをお願いし、急ぎ戻ってまた夜も仕事。仕事が忙しく有難い半面、この状態は少し改めてないと不味いな・・・と(-_-;)。

 

先月末にニュースになりましたが、9月末で終了予定だった雇用調整助成金が、助成額の上限を引き下げて何度目かの延長(現在のところ11月末までの延長期間)となりました。「これで終わり」が何か理由ができて再延長。何度も引退しては復帰する大仁田厚みたいな感じです笑。
私の事務所ではだいぶ減りましたが、まだ1件だけ受託しています。と言っても、1名分だけなので、それほど手間もかからず、の業務ですが。

令和4年10 月以降の雇用調整助成金の特例措置等及び産業雇用安定助成金の拡充について|厚生労働省

 

本来であれば、コロナで雇用維持が厳しい企業を救済する目的だったはずですが、コロナは建前として景気の悪化により雇用維持が厳しい企業の救済に変更したように感じます。
コロナで経営が厳しいのであれば、既に3年が経過していますし、もう充分に支援したでしょうし、いまだ厳しいのはもはや景気の問題だけでなく会社の構造的な問題かもしれません。何かしらの支援は必要としても雇用調整助成金である必要はないと思うんですよね。
長引く雇用調整助成金によって受給者のモラルハザードが起きて不正受給することも増えるでしょうし(現に不正受給の摘発に関するニュースも散見されますし)、そもそも今は一般財源から雇用調整助成金の費用を捻出していますからね。制度として健全な状況ではない訳ですから、必要性の見直しなど図るべきなはずなんでしょうが、そうはならないんですよね。。。直近では6月末で終了となることが、参議院選挙があって延長した訳で、あそこで終わっていれば、もう延長もなかった訳ですし。

 

厚生労働省のHP(雇用調整助成金関係)を見ると赤字で「不正受給の対応を厳格化しています」とあります。雇用調整助成金は先ずは細かな内容のチェックより、支出して雇用維持しよう、との意図がある制度なので、助成金を貰いやすい分、不正受給に繋がり易いですよね。。。助成金は5年間の時効があるので、それまでの間に様々なデータを活用して、怪しい企業を抽出して調査に入るんでしょうね。不正受給となれば多大な返金命令が出ますので、くれぐれもごまかして受給しようなんて思わないことですよね。お天道様は見ていますよ笑。

 

では今日はこの辺で。

 

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