特定社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーター盛田の日々活動ブログ

東京都日野市で社会保険労務士、FP、アンガーマネジメントファシリテーターをしています盛田です。開業間もなく日々奮闘している記録ブログです。

雇用調整助成金の再延長ばなし

こんにちは。間もなく13時になります。

東京・日野市の社会保険労務士/アンガーマネジメントファシリテーターの盛田です。

今日は金曜日なので毎週のひの多摩倫理法人会経営者モーニングセミナーに参加してきました。終わった後、そのまま新たに顧問先になった企業に打合せで訪問してきましたて、先程事務所の戻ってきたところです。今日はこのまま事務所で内勤して、諸々の手続きなど行います。

 

今日から緊急事態宣言が発令され、特に夜8時以降の不要不急の外出自粛や飲食店の営業時間の短縮などが求められるようになりました。また企業にはテレワークの推進依頼(従業員の7割の実施)なども求められています。ただ、テレワークはもうやれていて成果に繋がっている企業は取り組んでいますからね。。。今、テレワークできていない企業はそもそもテレワークに馴染まないか、一度やってみたけど却ってマイナスになってしまうか、遣りたいけどコスト面から取り組めないかあたりが理由だと思うんですよね。中小企業ではテレワーク環境(ノートPCやwifiの準備など)を用意するだけの費用が負担できないところもあるでしょうし。助成金でノートPCの購入費用の助成もありましたが、締切もあって今から申請ってことはもうできませんから。

緊急事態宣言の発令に併せて、雇用調整助成金が再延長されるようです。確かに緊急事態宣言の発令の際に雇用を守るとか言っていながら、雇用調整助成金の緊急対応期間の終了って訳にもいかないですよね。でも、昨年の3月頃から利用が急増したこの助成金ですが、場合によってはこの1年ほぼ会社に出社せず休業していながら助成金があるために賃金がほぼ丸々支給される方も出てきます。制度だからいいんですが、職場復帰した際に果たして他の職員と同じ目線で仕事できるのかな?と心配にもなります。
雇用調整助成金の再延長については、どのような制度になるか(ただ単に期間の延長だけかもしれませんが)早めに情報発信してほしいものです。既に秋口までで雇用調整助成金の申請を終わらせていた企業でも緊急事態宣言を受けて、改めて申請を行うことになりそうなところもありますので。

 

雇用調整助成金とは別に出向を活用して雇用を維持しようとする企業を助成する制度(産業雇用安定助成金)も創設されています。ただこちらは中小企業では利用は難しいのではないかと思います。出向することによって、会社から追い出されたと感じる従業員が出てきたら逆効果になってしまいますから。ANAとノジマ電気のような大企業間の出向であれば、働く内容など事前にきちんと打合せることができますが、中小企業間だと単に人がいない職場(3K的な職場)に出向となってしまう可能性もあります。そこら辺がはっきりしないと検討できないんじゃないかと思います。

 

雇用調整助成金は昨年のことと思っていましたが、今年も前半はこれに振り回されそうです。では、今日はこの辺で。また。

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