特定社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーター盛田の日々活動ブログ

東京都日野市で社会保険労務士、FP、アンガーマネジメントファシリテーターをしています盛田です。開業間もなく日々奮闘している記録ブログです。

雇用保険料の引き上げ

おはようございます。

東京・日野市の特定社会保険労務士/アンガーマネジメントコンサルタントの盛田です。今日は10月11日火曜日。3連休が終わって通常業務に戻りますが、何だか曜日感覚が薄れますね。もう火曜日って感じです汗。
今朝の日野市は雲はあるものの晴れています。気温は日中夏日になる(27度予報)ようで、体調を崩しそう。今日はこの後、多摩地区の中学校で出前授業。午前の遅い時間からなので、移動も含めると実質1日仕事って感じです。社労士は国家資格で法律により独占業務が認められている以上、社会に還元することも必要と思って社労士会の社会貢献活動もできる範囲で取り組んでいますが、少々手を広げ過ぎて引き受け過ぎた感もあります汗。来年3月末で年度も切り替わるので、現在関わっている社労士会のお役目も見直す(絞る)必要を感じています。開業当初の感覚で「お声がかかる内が華」って感じで受ける立場でもないですしね~。当然ながら日当程度で数時間から1日時間を使います。一人で仕事をしているのであれば未だしも、社員に給料を払う立場である以上、稼ぐことに注力することも必要なことです。ただでさえ倫理法人会でもかなり時間を取られていますし。。。

 

雇用調整助成金などの大盤振る舞いもあって雇用保険財源が枯渇したことなどを受けて、今月から雇用保険料が引きあがっています。今年は春にも保険料が引き上っていますので、2度目の引き上げになります。もっとも雇用保険の場合、従業員は毎月の給与から控除されますが、事業主はそれを預かって事業主負担分を合わせて年に1度の確定保険料申告で支払うことになります。事業主はあまり引き上げの実感が乏しいかもしれません。

春に保険料が上がった時は事業主負担分のみ引き上がっていますので、会社員の方は今回から引き上げを実感することになります。春に従業員分を引き上げなかったのは6月の選挙対策と言われています。

 

今回の引き上げでは、労働者負担が従前は3/1000かた5/1000(一般の事業)になっており、20万円の賃金であれば今まで600円から1,000円の負担になります。社会保険に比べると負担が増えた感は少ないかもしれません。ちなみに事業主は6/1000から8.5/1000(同じく一般の事業)となっています。従業員は千円前後の負担増の方が多いでしょうが、会社は従業員数が多いほど負担感は高まると思います。しかも年に1度の確定申告での支払い(3回の延納は可能)ですからね。

 

保険料の引き上げに伴う賃金の控除ですが、10月分の賃金からとなっています。10月に入ってから賃金締日がある日以降から引き上げとなりますので、末締め翌月支給であれば来月支給分の給与から雇用保険料が変わることになります。よって今月の給与計算(9月分)でうっかり控除しないよう注意しないといけないですね。気の利いた給与計算システムは自動で判定してくれると思いますが、保険料率を自分で設定するようなシステムだと注意が必要ですね(実はセルズがそうなんです)。

 

では今日はこの辺で。

 

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