おはようございます。
今日は8月20日火曜日。
昨夜はすごーい雷雨でしたね⚡。夕方6時半頃、事務所で内勤していたら窓をたたく雨音に気付き、「降ってきたなぁ~」と思ったら直ぐに雨脚が強くなり、その後、大きな雷音も。びっくりしました。近くに雷が落ちたせいか分かりませんが、その後、消防車のサイレンも聞こえましたし。雨が止むまで(8時半過ぎ)仕事して帰りましたが、駅前はバスやタクシー待ちの人がたくさんいて、京王線もストップしたのでしょうね。お疲れ様でした。
お盆時期にみた BSフジのプライムニュースに出ていた方の本をポチっと購入して読了しました。
『日本の会社員はなぜ「やる気」を失ったのか』(渋谷和宏著)
ギャラップ社の調査で仕事への熱意ややる気などのエンゲージメントの高い社員の割合が日本は僅か6%でした。ちなみにアメリカは32%。日本は調査した国の中で最低レベルで132位だったそうです。日本人の特性としての控えめ・謙虚さを考慮しても低い数値で、要は日本の職場では多くの「やる気のない職員」で占めているということになります。
書籍の中でもいろいろな数値や取材に基づき、なぜやる気がなくなってしまったのかを解説しています。なお、日本も1980年代くらいまではエンゲージメントは決して低くなかったとのことで、低いのが国民性とか謙虚さと一概には言えなそうです。
バブル経済がはじけて、企業が内向き経営に転じ、成果主義・業績評価制度の名の元に賃金カットを行ったこと(賃上げしなかったこと)、人材開発や研究開発をはじめとした将来への投資を行わず値下げ競争ばかりになってしまって革新的なイノベーションが起こせず、賃上げする環境を作ることができなくなったことなど解説していて、色々と考えさせられる内容でした。特にマネジメントに関する事項では、私も社労士として開業する前は上々企業の管理職でしたので、なるほどなぁ~、そうだよなぁ~とうなずきながら読みました笑 現場は大変です笑
あとこれはテレビで言っていましたが、バブルがはじけて景気が悪化した際に「雇用を守るために賃上げしてこなかった」と考える方もいますが、ずっと景気が悪かった訳ではなく、一時上昇した時もあり(2004年頃)、その際は賃上げすることもできたこと、景気悪化と言っても企業の内部留保は増えているので賃上げできないことはない等の指摘は目から鱗でしたね。
この本で分析しているのが主に大企業なので、中小企業ではちょっと違う面もありますが、それでも将来への投資(特に人への教育)の大切さは中小企業でも(だからこそ)考えないといけないと思います。そして生産性を高めることや新たな分野への進出などを通して事業を安定・拡大させるないとじり貧になっていってしまいます。弊所でももっと社員の教育に力を入れないと💦 社労士でも一読する価値のある本だと思いました。
それでは今日はこの辺で。今日は午後から川崎の顧問先で研修して、夜は前泊で埼玉に入ります。明日の朝は埼玉でモーニングセミナーに参加してきます。
今日も素敵な一日となりますように。