特定社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーター盛田の日々活動ブログ

東京都日野市で社会保険労務士、FP、アンガーマネジメントファシリテーターをしています盛田です。開業間もなく日々奮闘している記録ブログです。

就活セクハラ

おはようござます。

東京・日野市の特定社会保険労務士/アンガーマネジメントファシリテーターの盛田です。

今日は9月7日火曜日。今朝の日野市は雲はあるものの晴天ですね。秋晴れです。先月くらいまで残暑厳しいなんて言っていましたが、一気に秋に入った感さえあります。明日以降、もう少し気温が上がって暑くはなるようですが、これから過ごし易い時期になります。今日は午後から東京都倫理法人会のイベントが都内であるので、お昼まで内勤します。

 

コロナの新規感染者が減ってきていますね。これはこれで良いのですが、今週は2件ほどコロナの影響で企業訪問の予定が延期となってしまいました。訪問企業の経営者や従業員が感染したのではなく、その家族とかが感染し、従業員は濃厚接触者などに該当しないまでも自宅待機。企業内でクラスターが発生した訳でもないので、本来なら訪問しても問題ないのかもしれませんが、企業側から念のため訪問の自粛依頼がありました。今まで訪問延期などなかったので、改めてコロナが身近に迫ってきていることを感じます。新規感染者が減っていても、病床の利用率は未だ高いですし、毎日ニュースなどで入院待機中に亡くなるなどの報道を見ると安心することなく、できる対策を講じないといけないですね。

 

ハラスメント対策に関する情報発信など行っている「明るい職場応援団」のホームページに就活セクハラの情報が掲載されていました。今までは職場内のハラスメントが中心でしたが、これから就活も本格化するので注意喚起ということかと思います。

PowerPoint プレゼンテーション (mhlw.go.jp)

 

事前に学生に対して就活セクハラについて案内していても、その会社に入社したい、なかなか内定が貰えず焦っているなど、学生の弱みに付け込んでセクハラ的な質問や会社外での接触を求める採用担当者も後を絶ちません。学生も必死ですからね。少々ヤバいかも・・・と思っても、きっといい会社・人事担当者に違いないと信じてしまう気持ちも分かります。問題が表面化すると、世間知らずな断れない学生が責められてしまう傾向もありますが、人の弱みに付け込む担当者が問題であり、そもそもそのような担当者を任命する会社の問題と言えます。先日も厚生労働省の調査で4人に一人が就活セクハラを受けた経験があるとの回答もあったようです。「彼氏彼女がいるか」など配慮のない(仕事と関係ない)質問から「体に障る」、「OBの自宅へ誘われた」など犯罪行為的なものまで幅はありますが、これから社会に出ようとする若い学生に対して夢や希望を踏みにじる行為と言えます。

質問レベルであれば、「このような会社に将来はない」と捉えて、別な会社を探した方が本人にとってプラス(どうせ入社しても同じ嫌な思いをするので)だと思います。身体に障る、LINEなどでの個人的な繋がりを求めるなどは会社の相談窓口に通報する、学校の就活担当部署に相談するなど早めの対応が必要です。また他にも労働局でも相談に応じています。今は就活セクハラを行うとニュースになるので、会社も担当者への教育や一人では接しないような配慮、相談窓口の設置など取り組んでいますが、中小企業ではまだそこまで対応できていないところもあるかと思います。入社したいとの思いは重要ですが、それと就活セクハラは別物。セクハラは最初は軽いところ(性的なジョークなど)から始まり、段々とエスカレートする傾向がありますので、早目に対処することが大切ですよね。

 

では、今日はこの辺で。

sr-morita.com