特定社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーター盛田の日々活動ブログ

東京都日野市で社会保険労務士、FP、アンガーマネジメントファシリテーターをしています盛田です。開業間もなく日々奮闘している記録ブログです。

個別労働紛争解決制度の施行状況

おはようございます。

東京・日野市の特定社会保険労務士/アンガーマネジメントファシリテーターの盛田です。今日は7月1日木曜日。今朝の日野市は昨夜からの雨模様で、今日は一日雨の予報となっています。今日は午前中顧問先さんで就業規則説明会を開催します。当初は電車で移動と考えていましたが、この雨なので車に変更。車で事務所に来ました。この後、2時間程度内勤して出かけてきます。

 

昨日、厚生労働省HPにて令和2年度個別労働紛争解決制度の施行状況が公表されました。

「令和2年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します。

 

昨年度は、総合労働相談件数は前年度より増加。助言・指導申出の件数、あっせん申請の件数は前年度より減少。総合労働相談件数は129万782件で、13年連続で100万件を超え、高止まりしているとのこと。なお、総合労働相談の内訳では、法制度の問合せ(87万件、13.7%増加)、労基法等の違反の疑いがあるもの(19万件、2.7%減少)、民事上の個別労働紛争の相談(27万件、0.2%減少)となっています。コロナ禍ということもあり、休業や解雇など労働基準法や労働契約法に関する相談が増えたようです。労働局をはじめとする様々な労働相談や紛争解決の周知や利用が進んでいる(定着しつつある?)ように感じます。

なお、昨年のパワハラ防止法(労働施策総合推進法)の施行により、パワハラ相談で同法の違反の疑いがあるもの(大企業のみ)は労基法等の違反に集計しているところが昨年と違います。民事上の個別労働紛争が若干減少しているのもその関係でしょうか?

 

個別労働紛争の相談では職場のいじめ・嫌がらせが引きつづき最多とのこと。以下、HPより引用です。

総合労働相談件数は129万782件で、13年連続で100万件を超え、高止まり

民事上の個別労働紛争の相談件数、助言・指導の申出件数、あっせんの申請件数の全項目で、
   「いじめ・嫌がらせ」の件数が引き続き最多※5
   ・ 民事上の個別労働紛争の相談件数では、79,190件(前年度比9.6%減)で9年連続最多。
   ・ 助言・指導の申出では、1,831件(同29.4%減)で8年連続最多。
   ・ あっせんの申請では、1,261件(同31.4%減)で7年連続最多。 

 

またパワハラ防止法の施行に伴い、大企業のいじめ・嫌がらせの相談状況は以下のとおりです。

同法に関する相談件数:18,363件
同法に基づく紛争解決の援助申立件数:308件
同法に基づく調停申請受理件数:126件

 

詳細は私も読めていませんので、この後、目をとおして情報アップデートや研修レジュメの修正などしたいと思います。

 

では、今日はこの辺で。

 

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