特定社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーター盛田の日々活動ブログ

東京都日野市で社会保険労務士、FP、アンガーマネジメントファシリテーターをしています盛田です。開業間もなく日々奮闘している記録ブログです。

雇用調整助成金の改正が続く。。。

おはようございます。

東京・日野市の社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーターの盛田です。

今日は朝から事務所です。昨日は新宿で一日仕事して、夕方5時半ごろ、京王線に乗って帰ってきました。普段の乗車率は分かりませんが、新宿から調布くらいまではそれなりの乗車で、ほぼ座っている方の前に人が立っている状態。調布を超えると、空席も出始めていました。全体として出かける人はまだ少ないんでしょうね。

昨日は一日室内で仕事だったことから、ずっとマスクをしていました。普段は事務所に一人なのでマスクはしていません。一日マスクをすると、耳の裏が痛くなるんですね(笑)。はじめての体験でした。

 

またまた雇用調整助成金が変わるようです。昨日、第2次補正予算閣議決定し、支給の上限が引き上がることが決まりました。今後は支給上限が一人一日15000円になります。なお、当然ながら、これは休業手当を支払っていることが大前提です。

雇用調整助成金 上限を1日1万5千円に引き上げへ - ライブドアニュース

 

上限額引き上げに関する厚労省資料はこちら。

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5/26 労働政策審議会資料です。

 

安倍首相が引き上げを表明したのがGW明けくらい。そこから決定まで2週間。まだ閣議決定なので、実際には国会を通過して政省令など公布されてでしょうから、上限額の支給申請の提出は来月後半以降になるんじゃないでしょうか。そこから支給まで1カ月として受給は7月半ば以降??首相は空前絶後?とか諸外国と比べて・・・とか言っていますが、額の大きさより支給の早さが大切だと思うんですけどね。社労士的には上限が引き上がる→書類が変わる→旧書類で提出すると審査事務に不要な時間がかかる、上限額以外にも改正点が出てくるかもしれないと心配になる→しばらく提出は控える、との発想になってしまいます。

 

私も既に数社提出済みで、他に数社提出すべく社長の印鑑をいただくことにしていますが、ちょっと待つしかないかなと思っています。ちなみに今の情報では4月1日以降の休業であれば、既に受給している(または書類を提出済み)企業でも遡って上限額の引き上げ分まで支給することになりそうです。よって上限額の問題は気にする必要はなさそうですが(正式に厚労省より政省令として、発表されないと心配ではありますが・・・)、それに伴って更に手続きの簡素化など行われる可能性も排除できないので、やはり待った方が良いように感じています。厚労省は平気でしらっと変えてきそうなので。

 

でもホントこのスピード感って何なんですかね?企業の倒産も増え続けており、緊急事態宣言が解除されても、しばらくは景気の低迷は続くでしょうから、まだ倒産などは増えるはずです。セーフティネットである雇用調整助成金の制度が頻繁に変わって、未だに制度が固まらない。。。上限額が引き上がっても、それが受給できるのが7月以降(審査・振り込みに1カ月はかかる)とは。。。厚労省の問題でもあり、この雇調金の制度自体が昭和にできた制度なので、今のサービス業に合わないってことなんでしょうね(何度も同じようなことを書いている気が。。。(汗)。)。

 

他にも個人への直接給付制度も創設されるようです。みなし失業制度と同類になるかと思いますが、これも詳細を待ちたいと思います。労基法26条の休業手当の支払いは、強制法規なので、本来支払わないことは許されないのですが、どのようなケースならこの制度を使えるのか気になります。安倍政権も支持率がガタ下がりなので、得意のバラマキ政策になってきているようです。最後は雇用保険料の引き上げや他の税金の引き上げに繋がってしまうので、能々考えて実施してほしいものですね。私的には上限額引き上げより手続きの簡素化と支給のスピードアップで充分では?と思ってしまいます。

 

では、今日はこの辺で。では。

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