特定社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーター盛田の日々活動ブログ

東京都日野市で社会保険労務士、FP、アンガーマネジメントファシリテーターをしています盛田です。開業間もなく日々奮闘している記録ブログです。

雇用調整助成金がまた変わるようで・・・

おはようございます。

日野市の社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーターの盛田です。

今日もいい天気ですね。事務所の窓に差し込む朝日が目に鮮やかです。

 

今日はこの後、顧問先に雇用調整助成金の打ち合わせで訪問するために事務所に車で来て、お昼前までですが事務所で雑務をこなします。

 

昨日、ネットでニュースを見ていたら、どうも雇用調整助成金の上限額の引き上げなどの検討が始まるようですね。雇用調整助成金(以下、雇調金)は休業させた社員に支払った給料について、前年の給与総額の一人・一日あたりの平均額の9割、一日上限8,330円ですが国が助成してくれる制度で、これでなんとか解雇せず雇用を維持してほしいとするもの。今回のコロナ関連で休業や事業活動の縮小をせざるを得ない企業のセーフティネットになる制度です。

www.mhlw.go.jp

 

ニュースを見ると、上限額の引き上げ、中小企業では前年給与の全額助成など与党から政府に対して要望があったようです。厚生労働大臣も検討するとのことで、政府も後手後手と批判される現状だし、企業に対し休業要請しておきながら直接保障しておらず雇調金の有効活用を案内しているので、得点稼ぎもあるでしょうが見直されるように思います。

雇用調整助成金 助成額引き上げを厚労相に要請 自民 調査会 | NHKニュース

 

上限額が引き上げられることは喜ばしい話しですが、多くの会社が政府の緊急事態宣言を受け、4月から休業や活動規模の縮小に伴い社員を休業させているので、今月雇調金の資料を作って来月申請で準備しているのではないかと思います。私が現在抱えている案件もすべて4月のデータを取りまとめて5月に提出予定で準備していました。でも、これで改正の詳細が分かるまで助成金の申請は様子見せざるを得ないですね。出してしまった後に助成額が変わったのでは、資料の出し直しなど事務手続きが煩雑になる可能性があるので。

 

雇調金は2月からコロナ関連で利用が増えたものの、ハローワークなど事務方の資料のチェックで実際に支給した案件が伸び悩んでいるとの報道もあります。企業からすると資金繰りにも影響しますので、できるだけ早く支給してほしい制度なのに、これで益々支給が遅くなってしまいそうですね。それにしても、100%保証するなら、もう先月の給与明細と従業員の在籍を経営者に誓約させることによって、そのまま支払ったらいいんじゃないかと思います。その方がスピーディーだし、分かりやすいです。変に助成金など使うので話がややこしくなる。。。実際に雇調金の資料作成などお引き受けしている身としては、なんか悶々とする見直しですね。

 

stayhome週間?が今日から始まるようです。この2週間じっとしていて、GW明けに元の生活に戻るとはとても思えないですが、どこかで人の行動を止めないと、どうにもならないってことですよね。仕事柄、家にじっとしている訳にもいきませんが、できるだけの取り組みはしないといけないですね。(でも、東京は緊急事態宣言の延長をせざるを得ないでしょうね。。。)

 

では、今日はこの辺で。素敵な週末を。

sr-morita.com