おはようございます。
日野市の社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーターの盛田です。
今日の日野市は北風が吹いて寒い朝です。先週末の暖かさから、もうコートも不要になってきたかな・・・なんて思ってましたが、朝はないと風邪を引きそうです。特に川沿いを歩くので、風が冷たく感じます。。。
オリンピックは延期となりそうで、ニュースを見るとそんな情報で一杯です。今朝はIOC委員がアメリアの新聞の取材で「延期は決定」とコメントしたそうです。
方や聖火リレーは車で運ぶとのこと。なんか滑稽というか、やって誰か喜ぶ人がいるのかな???・・・何のためにやるのか分からなくなってきますね。。。世界から見ると平和な国に見えるんだろうな、きっと。。。
聖火リレー、ランナーは走らず 車でランタンを運ぶ方針(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
昨日は休肝日ということもあり、夜はのんびり読書でした。まだ読んでいる最中ですが、まだ先が長くなりそうなので途中報告でブログにアップします。
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数年前に読んでいますが、改めて書棚から出して読み直しています。
私たちの世代はたぶんに司馬遼太郎の小説をとおして幕末や明治維新を学ぶところがあったと思います。『竜馬がゆく』だったり『翔ぶが如く』だったり、もう少し先になり明治時代に入ると『坂の上の雲』だったり。。。ただ司馬遼太郎の小説はあくまでもフィクションなので、歴史学者からするとちょっと違う面もあるようです(話が誇張だったり、司馬遼太郎なりの解釈が入ったり)。司馬遼太郎の価値観(いわゆる司馬史観)も入っているので、それは理解して読む必要があるようですね。
半藤一利さんは『ノモンハンの夏』や『昭和史』などで有名な作家。たまにテレビなどでも拝見します。『幕末史』は語り口調となっており、講演を聞いているようで非常に読みやすい本です(『ノモンハンの夏』や『昭和史』も語り口調で読みやすかったです。)。
私も司馬遼太郎から歴史を学びましたが、別な視点で歴史を見ることも面白いと思い読んでいます。ペリー来航からはじまり、今はやっと大政奉還前くらいまで進みました。
全体の感想などは読み終わってからブログにアップしたいと思いますが、読む中でハッとする箇所がありました。幕末のスローガンに『尊王攘夷』があります。要は天皇を中心に外国を打つ(「夷」は蔑称の意味もあります)との考えですが、『尊王攘夷』を口にする藩士や浪人が、どれだけその意味するところや必要性を理解していたかというと、ほとんど理解していなかったのではないか、と。
なんとなく時代の空気だったり、そう唱えることがお金になったり、経済の困窮によって世直しが必要との漠然としたイメージだけだったようです。それらが背景となり「外国人を排斥しよう」、「国を守ろう」との考えになり、エスカレートしていくと考えが違う人が殺されたり、過激な行動も正当化される。。。
なんとなくの空気に従う、今でいうと同調圧力ってところでしょうか。いろいろな情報が流れる中、情報に振り回されないようにすると共に、自分なりに判断できる「知識」を身に着けることって大切だと思いました。
また読み進めなかで気付くことがあればアップします。
今日は午後から新規のお客さんと打合せです。では、また。