特定社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーター盛田の日々活動ブログ

東京都日野市で社会保険労務士、FP、アンガーマネジメントファシリテーターをしています盛田です。開業間もなく日々奮闘している記録ブログです。

読了報告⑨-アンガーマネジメントー

おはようございます。

日野市の社会保険労務士・アンガーマネジメントファシリテーターの盛田です。

今日は連休最終日です。日野市はお天気にも恵まれて、過ごしやすい連休でした。コロナウイルスの影響であまり気分が晴れない毎日だったのが残念ですね。

 

都内では遊園地なども再開しているようで、いくら自粛要請といっても企業経営が立ち行かなくなってしまっては元も子もない話しですし(今日はさいたまスーパーアリーナでK-1が興行されるらしいです。)、あとはバランスの問題になるのでしょうか。比較的野外で遊べる施設であれば、マメな手洗いなどすることにより感染リスクも下げることが可能のようです。自粛疲れもありますが、適度に緊張感を持って対処するしかないですよね。。。

 

先日もアンガーマネジメント入門講座の開催に合わせてブログにアップしましたが、アンガーマネジメントに関する新刊を読了しました。

アンガーマネジメント(戸田久美著、日本経済新聞社発刊)

【内容情報】(出版社より)
●価値観はより多様に。「怒る」で解決できることは何もない。

怒ることが、子どもや後輩社員の教育や士気高揚につながり、個人の成長を促してきたという考えは、もう古いものになった。怒られることになれていない子どもも増え、怒る人は職場の雰囲気を悪くし、むしろ感情を抑えられない人としてとらえられる向きもある。
パワハラ防止法が2020年6月から施行され、さらに「アンガーマネジメント」へのニーズは高まるだろう。「怒る」という感情は、「自分の考え(≒常識)と違う」ということが起点となっているが、ダイバーシティが求められる昨今、誰もが常識だと思うことがそもそもなくなってきている。
本書の著者の戸田氏は、コミュニケーションをテーマにビジネス研修の場に年100回以上たつが、アンガーマネジメントだけの研修も増えているという。本書は職場のシーンを多く盛り込みながら、怒りの感情とうまくつきあう方法を伝える。

●怒りを抑えるトレーニングを盛り込む。怒りに巻き込まれない手法も。

怒りの感情は、自分で生み出しているということをまずは認識する。相手が起点という発想をやめることが大切だ。また、「コアビリーフ」、つまり、自分でこうあるべきだという思い込みが怒りの感情を生むので、その書き換えが必要だ。また、日常の怒りの場面を記録し、ふりかえることで、自分の感情にしっかり向き合うことも効果があるという。
また、本書では、「怒りに巻き込まれない」手法を書いていることも特徴の一つ。怒っている人をみると、自分がその当事者でなくても、嫌な感情が巻き起こって物事に集中できなくなることがある。それを回避するためには、相手の感情を自分で変えることはできないので、あくまで外野のできごとだと割り切ることが必要で、その練習法も盛り込む。
第1章 なぜ、いま必要なのか?

第2章 怒りはどこから来てどこへ向かうのか

第3章 怒りの構造を知ろう

第4章 アンガーマネジメントの実践

第5章 怒りに巻き込まれたときの対処法

第6章 指導の仕方、叱り方

 

アンガーマネジメントは、毎月入門講座を開催していますが、毎回、新たな気付きがあったり、もっと違った話し方がないかな~、もっと受講者に響く表現や事例はないかななど思ったりします。今回の新刊は、まさにそのヒントになる事例(講師にとってですが)などがたくさんありました。著者の戸田さんの経験に基づいた伝え方やアンガーマネジメントの考え方などが具体的にまとまっていて、講師にも大いに参考になりますし、講座に受講いただいた方にも復習用のテキストとして活用できるのではないかと思います。特にケースごとにイライラした際の対処法や指導法などは、アンガーマネジメントをイメージし易いものになっているのではないでしょうか。

 

本はほぼ一気読みです。入門講座の内容と重複する箇所もあるので、一部カットして読みましたが、それでも数時間で読み終えることができます。気になる箇所は付箋をペタペタ貼って、講座の前に読み返したいと思っています。

 

今週は水曜日に沼津で入門講座です。本の事例も参考に気分も新たなに臨みたいと思います。今週も充実した週となりますように。では、またー。

 

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