おはようございます。
日野市の社労士・アンガーマネジメントファシリテーターの盛田です。
今日は暖かい朝ですね。昨夜は明け方、午前中は雨と聞いていましたが、今のところ降っていないです。最高気温は都内で17度とのこと。暖かいのは有り難いですが、寒暖の差が激しいので体調を壊しやすいですね。。。気を付けないと。
昨日は多摩信用金庫会員(BOB会員)向け勉強会が府中であり参加しました。都内に出ずに、近場で経営者の生の取り組みが聞けるのは有り難いですよね。
『京都の人気店「佰食屋」の働き方改革』
テレビや雑誌などでも拝見する方で、一日100食限定の食堂で高付加価値経営を実現されている経営者であったので迷わず申込み。セミナーには30名くらいが参加でした。
講師は株式会社mnittsの中村朱美さん。現在35歳、飲食店をはじめて未だ8年程度。それまでは会社のOLで広報部門の仕事をされていて、主人が作る食事が美味しく、ぜひ多くの方に食べてほしくて創業されたそうです。
ただ飲食業界の慣習である長時間労働やある意味家族を犠牲にする勤務形態(家族で夕食や週末を一緒することが困難)での勤務は、働いている方を幸せにできないとの思いで昼のみ、食事数も限定でスタートしたそうです。
飲食店としては数を追わず、徹底して絞り込んだ経営ですが、以下の効果があると話していました。
1.フードロスに繋がる(冷凍庫がない、発注作業に時間を取られない、
労働時間短縮に繋がる)
2.広告効果がある(希少価値があるたら口コミで広まる、メディアに取り上げて
もらうので広告費セロ→食材に原価をかけることができる)
3.経営が簡単になる(100食完食で黒字化可能→収益が安定する)
4.早く帰ることができる(18時には誰もいない)
最初からこの発想をもって、業界に飛び込めたのがすごい!ですね。トライ&エラーを繰り返してたどり着いたのではないところが。
他にも社員(全部で30名程度)を大切にする愛情ある経営を実践していることが常に感じるお話しでした。優秀な方を採用するのではなく、今いる方と折り合えって働けるか(面接で上手に話せることが、優秀な方ではない)が採用の基準であること、勤務時間などは社員の自己決定に委ねる、360度評価、など。
食事数限定の定食屋だと、結果、売上に限界があり、成長も止まってしまうかと思いましたが、中村社長の説明では、定食屋の経営以外にお弁当の提供(伊勢丹などに卸している)や今後はフランチャイズ経営にも取り組むとのことでした。やはり飲食店だけでは限界があるのかもしれませんね。多角化は事業を拡大させるためには不可欠なのかもしれません。
また自然災害や目下のコロナウィルスによる経営への影響を考えると、今後の中小企業経営は組織を単に大きくするよりも小さな組織を各地に複数作るべき(軍隊アリ経営と言っていました)、との提案は、事業の多角化と共に大きく頷けました。結局、この方がローリスクで継続した収益を上げることができる可能性が高まるんだと思いました。
中村さんは書籍も出しているそうなので、また近々「ガイアの夜明け」でも取り上げられる(2度目)そうなので、注目したいと思います。
セミナーが終わってから、急な手続き業務の関係で謄本が必要になったので、府中の法務局へ。時間に余裕があったので、歩いて行ってきました(30分ほどかかりました)。普段運動しないので、時間を見つけて歩かないと、ですよね。
今日は夕方まで内勤です。日曜日のレジュメを完成させます。あと請求書の作成です。
では、またー。