おはようございます。
日野市の社労士・アンガーマネジメントファシリテーター、健康経営アドバイザーの盛田です。今日は曇り、お昼くらいまで雨か雪のようです。今月もあと僅かですね。。。
昨日は東京商工会議所が主催する健康経営エキスパートアドバイザー研修@市ヶ谷に参加してきました。
健康経営とは、従業員等の健康管理や健康増進の取り組みを「投資」と捉え、経営的な視点で考えて、戦略的に実行する新たな経営手法です。
これまで、従業員の健康管理は自己責任、あるいは企業にとってコストとして考えられてきましたが、今後も続くであろう深刻な「人手不足問題」などを背景に、「健康経営」に注目する経営者が増えています。
従業員の健康づくりを「投資」とするには、相応の「リターン」が期待されるからです。先進的に健康経営取り組む企業からは、「生産性向上」「業績向上」「従業員の活力向上」「組織の活性化」「企業価値向上」「採用時の応募数増加」などを実感しているといった声も寄せられています。
また、労務管理・労働安全対策の視点からの「法令遵守」「リスクマネジメント」の手法としても注目されています。このように、健康経営は、企業が経営理念に基づいて、従業員等の健康保持・増進に積極的に取り組むことにより、従業員の活力向上や生産性の向上など組織の活性化をもたらし、ひいては業績の向上や企業のイメージ向上、採用増加へ繋げていく取り組みです。 (東京商工会議所HPより引用)
健康経営エキスパートアドバイザーは、健康経営アドバイザーの上位ライセンスになり、今回の研修はエキスパートアドバイザー(知識)試験に合格した方向けの実技的なもの。最終的には今回の実技研修を受講し、課題を期限までに提出するとエキスパートアドバイザーとして認定され活動できるようになります。
昨日の研修はいろいろな職種の方が参加していました。それだけ健康経営への関心が強いのだと思います。私の座ったグループですが、社労士は私だけで、保健師や歯科医師、健康保険組合職員、企業経営者など多種多様でした。
研修では仮説の企業データを使ってのロープレや健康経営を実践する上での企業課題の抽出、改善課題の提示など、行いました。
研修でびっくりしたのは準備が行き届いていて、ロープレなどで使う仮説企業などもリアリティがあり、資料もしっかり作り込んでいるものでした。結構、適当な企業設定だったりして、グダグダなロープレやグループ討議になりがちな研修も多いですが、最後まで中だるみしない研修でした。
研修は10時から始まり、18時で終了。あとは10日後までに課題を提出。8割方の完成度があれば合格です。
「健康経営」は社労士でも言葉として知っている方が増えてきており、従業員の定着や働き易い職場作りの観点から、今後、益々注目されるものと思います(期待も込めて)。社労士の業務との親和性も高いので、ぜひ合格して顧問先への提案などに活かしたいですし、新たな事務所のコンテンツとして他の事務所との差別化になればと思っています(エキスパートアドバイザーは全体でも1000名程度らしい)。何よりこのような支援活動、提案活動ができたら楽しいですよね、届出書を作成するよりも(笑)。
ちなみにエキスパートアドバイザーの知識試験は社労士であれば、それほど苦労なく合格できると思います。ちょっとメンタルヘルスの知識も必要なので、メンタルヘルスマネジメントの資格を持っていたら、あまり勉強せずとも合格はできるのでは?。
先ずは期限までに課題の作成をがんばります!
では、また-。