おはようございます。
日野市の社労士 盛田です。
昨日は東京都労働相談情報センターが主催する「職場のハラスメントから身を守ろう!~ハラスメント撃退のポイントを学ぶ~」を受講しました。
ハラスメント研修は防止コンサルの資格も持っているので、できるだけ出るようにしています(特に今回は八王子で開催だったので。やっぱ近いと助かる(喜))。
今回は特にセクハラとマタハラの法知識や訴訟事例、その対処法などを中心に、労働問題に詳しい弁護士の先生が説明してくださいました。
ハラスメントは個人対個人(加害者と被害者)の人間関係の問題で片付けたりするものでなく、ハラスメントを誘発する環境に目を向けないと解決に繋がりません(もちろん、個人的な要因もあるでしょうが、あくまでも補助的な要因)。また、ハラスメントは法的な無知や他社の事例を知らないことも発生の要因に繋がります。
講師がお話しされたことで印象的だったことは、ハラスメントの一番の問題は、「人の生死に関わること」。
ハラスメントが起きたことによる問題について、いろいろな言い方はあるでしょうが、ハラスメントを受けたことによって人が死ぬ可能性がある、との現実は、分かっているつもりでも、つい職場の生産性が・・・、企業イメージが・・・、社員のモチベーションが・・・、などと説明してしまうことがあります。本質を見失わず、人の生死に繋がる問題であることを認識し、説明しなければと再確認しました。
あと弁護士の先生なので、どうしても法的な側面からの説明になるように思います(もちろん、それで構わないのですが)。例えば、管理職研修が重要と言っても、具体的にどのような研修が有効なのかは、なかなか伝えられない(自らする訳ではないでしょうし)ように感じます。
その意味では社労士は、より現場目線で改善案を提示できるように思います。私であれば、アンガーマネジメントの研修や管理職向けのコンプライアンス研修などでしょうか。
次回は来週月曜日にパワハラ編を受講します。感想等は改めてご報告します!
では、また。